トイレのらくがき
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むかしむかしのお話。
私の家の隣にゆうこちゃんという女の子が住んでいました。
ゆうこちゃんはいばりんぼうのおこりんぼうでした。。
何をするのもゆうこちゃんが決め、ゆうこちゃんの気に入らないことをすると 仲間外れにされました。
遊びに行くときはゆうこちゃんの家にお迎えに行くのが決まりごとでした。
ゆうこちゃんのお父さんは働いていませんでした。
毎日、真昼間からお酒ばかり飲んでいました。
寝ていたゆうこちゃんのお父さんがむくと起き上がり、私に気付きました。
「苺なってるやろ?」
ふと見ると、玄関の前にプランターが置いてあり、苺の実が6個なってありました。
苺の実はまだ青く蒼く。
「もうすぐ赤くなるけん、食べにおいでな」
ゆうこちゃんのお父さんはそう言ってまた横になりました。
ゆうこちゃんは靴を履きながら小さな声でこう言いました。
「苺は絶対あげん。ゆうこが一人で食べるもん。」
そう言って私の腕をぎゅうとつねりました。
私はゆうこちゃんが大嫌いでした。
ゆうこちゃんを迎えに行くたびに少しずつ色づく苺を見ていました。
苺が真っ赤になったある日、
ゆうこちゃんは「明日、苺食べるんじょ」と嬉しそうに言いました。
私はその夜、こっそり家を抜け出しました。
むかったのはゆうこちゃんの家。
月明かりに照らされた苺は赤く紅く。
まるでルビーのように輝いていました。
私に迷いはありませんでした。
全ての苺を一気に口の中に放り込み、ダッシュで逃げました。
___そう、私は苺泥棒。
次の日、なぜか私が苺泥棒だとバレてしまい、
おばあちゃんが私の耳を引っ張り、ゆうこちゃんちへ謝りに行かされました。
おばあちゃんは何度も「謝りなさい」と言ったけど、絶対に謝りませんでした。
ゆうこちゃんはワンワン泣いていました。
すると、ゆうこちゃんのお父さんが出てきました。
「わいが食べてええって言うたんや。」
「なっ」
そう言って、ニカっと笑い、私の頭をワシャワシャしました。
私はずっとうつむいたままでした。
そのうち、ゆうこちゃんはどこかへ引っ越していきました。
ゆうこちゃん、あの時はごめんなさい。
苺の味は覚えていません。
どんなに思い出そうと思っても、どうしても思い出せないのです。
※次回、『さくらんぼ泥棒』『ビワ泥棒』でお会いしましょう(マテ
無題
ちなみに僕が盗んだのは「渋柿」でしたw
一口ほおばった瞬間に天から罰をうけましたがw
ヒーロー様
シブガキwwwww
ヤバスwwwwww
あの不味さは食ったヤツしかわかんないよね。
うちの裏庭にはノーマル柿がありまんた。
犬がジャンピングキャッチしていました。
無題
ちょっぴり切なくて、
最後のオチが最高でした♪
ORANGE。様
果実泥棒ですね。
キャッツ・アイですね。
古いですね。おほ!
無題
あすか様
つまらないコメントなんかじゃないですよー!!
どうも、ありがとう♪
みんながどんな風に感じてくれるのか楽しみだったり。
自分的には懺悔のお話みたいな感じかな。
うん、忘れないための反省文だな。