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トイレのらくがき

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〜今日も歌って仕事する 今日も歌って仕事する〜


 

お外に出ると、毎日、お掃除をしているおばちゃんに遭遇する

「いいお天気で良かったわね」

いつもお天気の話しかしないおばちゃんに
適当に愛想笑いをして、適当に挨拶をする

おばちゃんは楽しそうに笑う

「本当に良かったわね」

何が良かったのだろう
何が良かったのだろう

あたしにしてみれば、全身を貫くほどの快晴に
目を覆ってしまいたいほどだというのに

おばちゃんみたいな太陽が
あたしを照らし、汗を誘発させる

無性にイラだつ
毎日、何も変わらない

おばちゃんはお掃除をし、
おばちゃんはお天気の話をし、
あたしの心はいつだって曇っていた

突然、おばちゃんが死んだ
もうお天気の話を聞かされないですむのだ

私は空を見上げた

おばちゃんみたいな太陽が
今日もあたしを照らし続ける

私の心は曇ったままだ・・・

 
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そこは汚い無人島。
正確にゆうときたねぇババアとくせぇジジイがいるモッコリひょうたん島みたいなところです。

フローレンが汚い島の汚い一角に必死にテントを張っていました。
汗だくになりながら。
私は涼しい顔でそんなフローレンをチラ見していました。
ビールを飲みながら。

ふと見ると、フローレンのおいしそうな太ももに蚊が5匹ほど止まっていました。
私は「どりゃあ」とフローレンの生き血をすする悪魔に怒りの拳をふりおろしました。
どりゃあのかけごえを合図に悪魔達はとっとと悪の都へ逃げ帰って行きました。
みるみるうちにフローレンのおいしそうな太ももはより一層おいしそうに膨らんでゆきました。
私の手形とともに。

優しい私は「モロコシヘッドがホニャホニャホニャ」と歌いながら旧型ウナコーワをぬりぬりしてやりました。
「モロコシちゃうやんけ!」とフローレンが言いました。
親の仇みたいな形相で。

あわてて私の汚い爪で×をつけてやりました。

フローレンといえば釣り。
釣りといえばフローレンなのに、フローレンはなぜか釣り道具を持っていませんでした。
「今日は釣りをしないのか」と私が問いかけると、
「いいか、よく聞け!私くらいのレベルになると道具なぞなくとも釣りができるのだ」
ときちゃない海めがけてダイブし、目に見えないような小魚をキャッチしようとしました。
素手で。

フローレンは命よりも大切な釣り道具を忘れたようでした。
DVC00055.jpg

今日はフローレンと海へ行きました。
なのになぜかフローレンは、水着にも着替えないで釣りばかりしていました。

そんなフローレンをチラ見していると、
「おめぇも釣りをやれ!釣りはいいぞ~ぅ」とハマちゃんみたいな満面の笑みで言われました。

私は知らんぷりして海へダイブしました。
ブクブク泳いでいるとフジツボで足を切りました。
多分この傷からフジツボが生えてきて、どっかの幽霊船で100年働かされる人になるんだと思います。

どんどん調子にのって沖の方へ出ていると、フローレンが
「おーい あぶないぞ~ぅ うみをなめんな~」と、どっかの海賊ばりに言うので、素直に従いました。

常々「釣りはロマンだ」というフローレン。
絶対に何か釣っているに違いない・・・
私はワクワクしながらフローレンのところへ行きました。

競歩で。

そしたら、そこには見たこともないキモイ魚が1匹だけ無造作に置かれていました。
変なツノみたいのが生えたキモイ魚にギョっ!としました(何

フローレンはニヤニヤしながら「どや?すごいやろ」と言いました。
私はこの時、触覚の生えた魚とばっちり目が合っていましたので、
ひとときも視線をそらせずに「う、うん」とだけ言いました。

何時間も釣りをしていたのに、釣れたのがそのキモいの1匹でした。
なんだかフローレンがかわいそうに思えてなりませんでした。
でも一番かわいそうなのは、まさに今地面でホットホットなお魚さんでした。
焼き魚の完成です。

私はいたたまれなくなり、思わず「エイヤー!」とキモいのを海へむかって放り投げました。

「うみへおかえり!ポニョ!」

フローレンは
「んぐがぁおあぁ~いぇいやぁああ」
と、この世の言葉とは思えない発音で何か叫んでいましたが、ムシしました。

お魚さんはすでにゴーゴーヘブンでした。

プカーとうかんでルカーっとさけんでドカドカながれていきました。
テーブルのピザプラスなんたらフィッシュでした。

フローレンは死んだ魚のような目で
「死んでるやんっ!」とフィッシュにむかって謎のツッコミをしていました。

『さかながさかなをたべていたんだ』
そんなベンジーのいかしたフレーズが頭をよぎりました。

おしまい。

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凍ったStrawberry
中はMilk

溶けた口の中
少し眩暈

甘酸っぱいの好き?
甘酸っぱいの好き。

思い出したのは初恋の人じゃなく
苺の香りがしたあのかわいい人

今頃、誰の腕の中にいるんだろ

Milkとあいまってもっと甘くなればいい
ピンクのジュースあふれたら全部飲み干す


俺はさしづめ毒いちごってとこか
 
 
アニエス・ベーのマークはトカゲ。
ヤモリじゃないんだってさ。
どうでもいいわ。

ヤモリくんがキッチンに出没するのですよ。
「ベー」と名付けて溺愛中。

そんなベーが今日は見当たらない。
あたしのベーはどこ?どこなのよ、と。
半狂乱になっていたわけですが。

夕飯のお準備しましょうねー。
お味噌汁グツグツ。
沸かしすぎちゃダメなのよ。
そうそう、おたまでグルグル〜ってね。

ん?なんかトカゲの足みたいのが。。。

「キャアああああああ!!!!!!!!!」

未知の領域ハイトーンヴォイス出ちゃったよね。
自分にこんな声の引き出しあったのか。
ちょい感動。

感動しとる場合か。

もしやこれはベーなのでは。
あたしの可愛いベーなのでは。
べーが味噌汁へダイブしちゃったのでは。

まさかのベー汁完成?

『 汁の谷のベー 』 近日公開!!!

当然このままじゃいけない。
人間としていけない。

恐怖におののきながらもおたまですくってみたよね。
べーの亡骸をそぉーっとそぉーっと。。。

昆布のビロビロだった(チーン

今後、出汁はだしの素でとることを決意。

というわけで、べーは今日も元気です。


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〜MOON あなたは知ってるの MOON あなたは何もかも 初めて歩いた日のことも〜



 
むかしむかしのお話。
私の友達を紹介するよ。
名前は「サロメちゃん」

サロメちゃんはスーパー級のバカだった。
かけっこ一番。 給食一番。

サロメちゃんはあんまり笑わないことで有名。
ついたあだ名は「無表情バカ」
私はサロメちゃんの数少ない理解者であった。

今日のサロメちゃんはいつもと違っていた。
ひどく悩んでるご様子。

「今日のサロメちゃん、ちょっと変じゃない?」
周りの友達に聞いてみた。

「いつも変」
誰もが口を揃えてこう言った。

思い切ってサロメちゃんに聞いてみた。
「どうしたん?なんか変じょ」

サロメちゃんは思いつめた表情でこちらを数秒ほど見て、フゥーとため息をついた。
「・・・誰にも言うたらいかんよ」

な、なんだ 私は思わず息を飲んだ。

「あんな、昨日、家帰ってた時にすごいことに気がついてしもうた」
「す、すごいことって?」
「お月さんってついてくるんじょ」

!!!!!

真剣な眼差しにプーッと吹き出しそうになるが、必死にこらえる。

「ホンマで!ずっとついてくるんで!!」
「わかった、わかったって」
「走っても走っても、どこまでもついてきたわ。こわいなー。」

サロメちゃん、肩を揺らしながらの興奮度マックス。
「ほな、証明しちゃる。明日の塾の帰り作戦決行やけんな!」

私とサロメちゃんは指切りをした。

次の日、サロメちゃんは「わかっとるやろな?」という眼で私のほうを見た。
サロメちゃんは真剣だった。

 

〜ダーリン ラムネを買ってきて 二人で飲みましょ散歩道 月がのぼるまで〜

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そこはくねくねの山道。
くねくねくね

そのくねくねをずっと見てたら気分が悪くなった。
寒気がする。
ぶるぶるぶる

ママが心配そうに僕を見つめる。
「だいじょうぶ?」

僕はもうすぐ小学生。
こんなことでママに迷惑をかけちゃいけない。
もう甘えんぼうは卒業するんだ。

ぶるぶる震える体を静かにさせる。
ぎうって抱きしめてやるといいんだよ。

「だいじょうぶ」

「だいじょうぶって言う人ほどホントは大丈夫じゃないの」

ママはキキと車のブレーキをかけた。

くねくねの山道の脇に車を停める。
ママは後部座席のドアを開け、僕の手を引っ張った。

外へ出たら空気がキレイだった。
澄んだ空気は僕をもっと最悪な状況へと導いた。

「気持ち悪い」 ・・・もう限界だった。


 

〜人は生まれいつかまた死んでく 一瞬のその時間に群れをなす〜

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昔々、ボクの家のお庭にはたくさんの虫達が暮らしていました。
ボクは友達がいなかったので、お庭でいつも一人遊んでいました。

ボ ク ハ ヒ ト リ ア ソ ビ ジ ョ ウ ズ

中でもアリさんが大好きでした。
アリさんが列を作ってみんなで行進しているのを夢中で見ていたボク。

アリさんを見ていると時間を忘れました。

大好きなのに、アリさんの巣に大量の水を流し込んでしまいました。

ボクはとてもとてもとても悪い子でした。

たくさんのアリさんが巣からの脱出をはかりました。
たくさんのアリさんが溺れました。

ボクは、溺れかけたアリさんを一匹だけ救って
少しだけホッとしたりしました。

アリさんはよろよろとボクの手のひらを歩きました。

この時、ボクはボクの心の中に狂気が住んでいるのだと思い知りました。


あれから何年_____

ボクの家はなくなりました。
冷たいコンクリートに変わりました。

あの時のアリさん達や、たくさんの虫達はどこへ消えてしまったのだろう。

ボクはボクの狂気が顔を出さないように今日も生きる。

〜ヒーローを探してた・・・ ステージの上から〜

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ここは真っ暗な闇のようなところで 、私はずっとそこを浮遊していた。
最初はこの闇からどうにかして抜け出たいと思っていたが
だんだんと苦痛はなくなり 、いつしか私はここの住人になった。

何も考えず暗闇を漂うだけの日々。
お腹が空いたら少し固くなったパンをかじり、 冷めたミルクを飲んだ。
眠りたくはなかったけど、無理やり目を閉じたりした。
悪夢を見ると決まって大汗をかき飛び起きたが、 ここは悪い夢の中とさして違わぬ世界だった。

しばらくいると闇の中でも目が慣れてくる。
何もないと思ってたものが薄ぼんやりと形を帯び、視界に入るようになった。

目に映るものは汚いモノばかり。
ガラクタばかりだ。
ガラクタしか愛せない。
そんな私もまた、ガラクタだった。

「このままじゃいけない」 ふと、そう思った。

出口の見えないトンネルからようやく出る決心がついたのだ。
恐る恐るその一歩を踏み出した。

手を差し伸べてくれた人は ヒーロー。

ヒーロー見参! ヒーロー見参!!

闇に慣れ、闇そのものと化した私には、輝きに満ちたヒーローは眩しくてしょうがなかった。
ヒーローが纏っている空気に触れ、やっと呼吸が楽になった気がした。
私はその空気感に酔いしれた。

ヒーローが放つエネルギーみたいなものが、私を徐々に浄化しているのがわかった。

地獄絵図のような毎日。
クソみたいなこの私。
いいえ、クソにも値しないであろうこの私。

救ってくれたのはヒーローだった。

やがてヒーローは立ち上がる。
また闇の中で迷子になっている人達を救いに行くのだろう。

私はその瞬間を見逃さぬように必死に目を凝らした。
汚らしいものがそこらへんじゅうに犇めき合う中で、ヒーローだけをじっと見つめていた。

私の心のシャッターを切る。
目はファインダーとなり、瞬きのシャッターを切り続けた。
目に焼き付けるのだ。
心の目に。

永遠に刻まれる記憶。

ヒーローの背中には羽が生えていた。

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僕はいつだって自由さ
好きなときにどこにだって行ける

今日もお気に入りのこの場所へ
真っ赤なワーゲンバスの下

お腹が空くまでお昼寝をしよう
 
だけど今日はいつもと違ってた
ちょっぴり胸騒ぎがしてたんだ

コツコツコツ
僕の睡眠を邪魔をするあの音はなぁに?

コツコツコツコツ・・・
下品な音を立てて近づいてくる

僕は片目だけ開けて、静かに音の行方を追った

まるでおろしたてのピカピカの靴で、
安っぽい毛皮に身を包んだふとっちょおばさんが歩いてくる

フン!僕の天然毛皮だって負けていないさ

しかし、あれが貴婦人というものなのか・・・
想像とはだいぶ違うや・・・

この時、僕は悪い予感がしたので慌てて目を閉じた

だけど真っ赤なワーゲンバスから、5センチほど飛び出した
自慢のシッポをあろうことか思い切り、ご立派な足で踏んづけられ 僕は思わず悲鳴をあげた

「フギャ!」

悪い予感はいつも的中する
そして、決まって回避できない仕組みになっている

「まぁ、ごめんなさい」 しゃがれた声で貴婦人は言う

まだ感じるシッポの痛みと格闘しながら、僕は何事もなかったように寝たふりを続けた

ん?なんだこの匂いは!
間違いなく匂いの発信元は貴婦人で、容赦なく襲い掛かる強烈な匂いに僕は思わず息を止めた

それが香りのお水だってことを知るのはもう少しあとのお話

貴婦人はこんな風に続ける
「そうだ あなたウサギを見なかった?」

寝たふりをしていたにも関わらず、僕の体は正直で 耳だけピクンと反応してしまった

そう、ウサギには見覚えがあった・・・
 
 

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